木種紹介
“工房 樹”のメガネで使用している主な木の種類をご紹介いたします。
■ゼブラノ
ゼブラ、ゼブラウッド
- 辺心材の区分は明瞭で、辺材は黄白色、心材は淡桃褐色から淡黄褐色で、濃褐色の縞杢 (シマモク) を有すのが特徴。
- 木質は重硬で、木理は交錯し、肌目は粗い。磨くと光沢が出る。
■パープルハート
バイオレットウッド
- 辺心材の区分は明瞭で、辺材は黄白色。心材は伐採時直後は褐色であるが、大気にさらされるうちに紫色から紫褐色に変化し、古くなると茶色になる。
- 木質は重硬で光沢があり、仕上げは良好で艶が出る。耐久性や防虫性に優れる。寸法の安定性もある。
■ローズウッド
紫檀(シタン)
- 辺心材の差は明瞭で、辺材は白っぽい淡色、心材は赤紫褐色から紫色を帯びた暗褐色を呈し、黒紫色の縞模様をもつ。
- 木理は交錯し、木質は緻密であるが肌目はやや粗い。磨くと美しい光沢がでる。耐朽性は極めて大きい。
■黒檀(コクタン)
エボニー 、カマゴン、烏文木(ウブンボク)、烏木(ウボク)、黒木(クロキ)
- 辺材は淡い赤色を帯び、心材は黒色と淡赤色の帯びが交互に配列して縞目を有する。稀に真っ黒なものもあり、それを本黒檀又は真黒 (マグロ) と称し、縞杢を有したものを縞黒檀(シマコクタン)と言う。
- 非常に重く硬い材で、耐久性に非常に優れている。
■柿の木(カキノキ)
ジャパニーズパーシモン ※黒い縞杢を有する木材は「黒柿(くろがき)」とも呼ばれる
- 辺心材の差はあまり無く、全体に淡い橙褐色を帯びている。心材のでき方は不規則で、黒色の縞模様や濃淡があることが稀にあり、そうした材を黒柿(クロガキ)と言い、古来から珍重されている。また、孔雀の羽の模様に似た孔雀杢が現れることがある。
- 材は重硬で、肌目は緻密。
■鉄刀木(タガヤサン)
キレット、ボンベイブラックウッド
- 辺心材の区分は明瞭で、心材は濃褐色から黒褐色で、黄褐色の条斑がある。辺材は白っぽい淡色で柔らかい。
- 木理は交錯し、肌目は粗いが、磨くと美しい光沢を放つ。 耐久性が高い。
■パドウク
本花梨、ビルマカリン、ビルマローズウッド、プラドゥー、パド
- 辺心材の区分は明瞭で、辺材は淡い黄白色、心材はやや紫色を帯びた赤褐色を呈す。木理は交錯し、柾目面にはリボン模様が現われる。
- 木質は重く強勒で硬い。肌目はやや荒い。切削・加工は、比較的容易で、表面仕上は良好。磨くと光沢が出て、美しい。
■リグナムバイタ
グアヤック、癒瘡木(ユウソウボク)
- 辺材は灰白色で、心材は茶褐色。経年変化により濃緑褐色となる。製材した面に触れてみると蝋の様な感触がある。
- 世界で一番重い木材として知られている。木質は極めて重硬で、材面は緻密で均質。耐久性に優れる。
■スネイクウッド
レターウッド
- 心材は赤黒褐色で蛇のウロコの様な美しい模様が現れる。
- 磨くと表面は滑らかに仕上がり、耐久性に優れる。